一.

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それから、また芹沢さんはもくもくとお酒を飲みだしました。 僕は芹沢さんが一体何を言いたかったんだろうか?と悩みながら、料理を食べるのでした。 しばらくして、芹沢さんはいい感じに酔いが回ってきたのか、 『沖田…帰るぞ。』 と言うので、帰る事になりました。 "芹沢さん、だいぶ酔ってるみたいだけど…帰れるんでしょうか?" 不安に思いつつ帰路につきました。 人気のない道に差し掛かった辺りで、 『芹沢さん。』 僕が小言で言う前に、芹沢さんは自慢の愛刀に手を伸ばしていました。 1人…2人…3人…気配を数えてみると、5人組のようです。 僕も刀に手を伸ばしました。
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