出逢い

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第一そっちに苦労する事はなく、誰かしら相手が居てこいつより割り切って付き合ってくれる。 こいつはこんな俺の事を知っているであろう。それなのに俺の何処が好きか分からないがいつも側にいる。 「まだいるよ。凄いね」 『…、…』 まさか俺が歌1つで感動するとは思わなかった。その声は体を刺すような声で、不覚にも涙が出そうになった。 動く事も、声を出す事も出来なかった。 ただ立ち尽くすだけだった。まさしく魂を揺さぶられる歌声だった。 「誰ですか?入ってきてもいいですよ」
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