出逢い

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「すいません。綺麗な歌声が聞えてきたから」 「ありがとう」 「進学クラスの方ですか?嵐君と同じだね。あっ、隣に居るのが紺野 嵐(コンノ アラシ)君です。私は宮下 葉月(ミヤシタ ハヅキ)です」 「私は新宮 恵(シングウ メグミ)です」 『よろしく…』 この一言で精一杯だった。 彼女は話し声も綺麗で体が熱くなった。笑顔の綺麗な女で、何とも言えない感情が俺を支配した。 これが「恋」と言うのだろうか?言い表せられない気持ちが湧いてきた。 初対面でこんな事があるのだろうか? 葉月と別れよう…そう思った瞬間だった。
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