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とりあえず、二人で校門の方へと歩く。
お互いに合格した事を電話で家族に伝えると、何故か少し沈黙。
「愛美ちゃんに、もう会えないかと思った。」
え?
「弁当のお礼、ちゃんとしたかったのに携帯も知らないし。今日も会えないかと…。」
私とあまりにも同じような事を考えているから、思わず笑ってしまう。
「え、何で?」
「私も。私も同じ事思ってた。」
驚いたように私の顔を見る和也くん。
そして嬉しそうに笑った。
「同じクラスだといいな。」
そんな笑顔をされると、音が出そうな程ボッと顔が赤くなるのがわかる。
やっぱり、私和也くんが好き。
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