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｢じゅ、けん…｣
ヤバい!!
私は飛び起きるとすぐに支度を始める。
今日は高校受験の日だ。
あたり頭が良くないが受けるのは、芸能科のある私立高校。
一応モデルをやってるから、ちょうどいい。
偏差値はまあまあ高いから、よくない頭を使って頑張った。
なのに…今日遅刻なんてありえない!!
私は支度を終えると、陸上部に負けない程の速さで走り始めた。
私がいつも起きるのは、学校にギリギリで間に合う時間。
もちろん、中学よりも受験する学校の方が遠いわけで……。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ガラッ
ﾄﾞｱを思い切り開けて教室に入る。
なんとか間に合ったみたい。
運動が得意なのもたまには役に立つ。
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