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そういえば私モデルだったっけ…。
でも、私の出ている雑誌は同年代の女の子向け。
―何で知ってるんだろう。
「俺もやってるんだ、モデル。」
またしても私の疑問を察知して、答えてくれた。
って、嘘!!
私は全然しらなかった。
やっぱりカッコいいもんね…。
恥ずかしいから、驚いているという事を悟られないように言う。
「そうなんだ…。あ、ごめんなさい、知らなくて。」
「いや、俺有名じゃないから。愛美ちゃんが撮影してる所、見たことあるんだ。なんか印象に残ってて…。」
ニッコリと爽やかな笑顔でこっちを見てくる。
モデルやってるだけあって、中学の男子とは、違うな~。
「ありがとう。えっと…」
「あ、ゴメン。俺、内田和也。」
笑いかけられると、自分の顔が赤くなっていくのがわかる。
それから少し話すと、試験だからというのもあってお互いに席に着いた。
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