28人が本棚に入れています
本棚に追加
『優人さん、大丈夫?顔色悪いよ?』
「大丈夫だ。それよりどうするんだ?俺はもう帰るが」
母さんを思い出すと心が重たくなるので、できるだけ早く帰って気分をリフレッシュさせたい
『んー…あっそうだ!優人さん、私の家まで来ませんか?』
「…なにが目的だ」
俺はすかさずなにが目的かを問う。答えはだいたい察しはついているが
『えっとね…私の家にお友達を連れて来れば、学校に行ったってお母さんは思うかなぁーって…』
やはりそれが目的か。分かってはいたが…さて、どうしたものか
「…分かった。行ってやるよ」
俺は秋住の誘いをOKした。気分が悪くなったとはいえ、どうせ家に帰ってもやることはない
『あ、ありがとうです~んにゅ!』
「分かった!分かったから抱き付くな!」
こうして俺は、秋住の家に向かうために学校を後にした
最初のコメントを投稿しよう!