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職員室まで辿り着くと、俺は豪快に扉を開いた
扉を開くと、職員室独特の雰囲気と匂いが俺達を襲ってきた
相変わらずこの雰囲気には慣れない
先公達を見ると、コーヒーを飲んで一息ついていたり、一生懸命パソコンのキーボードを打って仕事していたりと、様々な先公達がいた
「栢山!またお前か!いつもお前は唐突に扉を思い切り開けよって…いい加減にしろよ!」
入った早々いきなり怒鳴りつけてきたのは、俺の担任である仲吉一彦(なかよし かずひこ)
上の名前がなかよしのくせに、全く真逆の態度を見せる中年オヤジだ
それと同時に先公の中では、唯一俺のことをよく知っている先公でもある
「だいたいお前、今何時だと思ってるんだ!?もう昼だぞ!何回目の遅刻だ!?」
「あーはいはい、悪うござんしたね。もうちょっと仲良くしようぜ?仲吉のオッサン」
「この野郎!わしの名前を使って侮辱する行為は禁忌行為ということを知っての発言かぁ!?」
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