執事と自転車

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ハヤテ 「この壺はとっておきますよね?なにやら高そうですし」 ナギ 「ああ それはいらん 多分ただの有田焼染錦だろうから」 ハヤテ 「…ちなみにどれくらいするんですか?」 ナギ 「40万ぐらいだろ? それぐらい店に行けばいくらでも手に入る ま、いらんがな」 ハヤテ 「…そうですか あ このノートはいりませんよね なんか使い古されてボロボロですし」 ナギ 「ん?… …ちょっ!おまっ!!バカじゃないのか!? よく見ろ!私が描いた漫画の最高傑作の内のひとつではないか!!」 ナギはハヤテの持ってた外見も中身もボロボロな作品を取り上げた ナギ 「なんか言ったか!?」 いえ 別に とまあそんなかんじで捨てる物ととっておく物の区別が全くつかない執事とともに、整理は着々とすすんでいった。 いろいろな物が無造作におかれ足の踏み場もないなか、ハヤテの目に妙な物が映った 物に足をかけないように慎重にそちらの方へ進んでいく そこにあったのは、一台の自転車だった
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