執事と自転車

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ハヤテ 「前の執事が使えていたのなら、僕も使いこなしたいんです。僕に譲っていただけないでしょうか、」 ナギ 「へ?いや…」 ハヤテは最後まで聞かずにナギの手を握る ハヤテ 「お嬢様の執事として、お嬢様のためにも、もっと上を目指したいんです。」 迫る執事の顔 赤面するお嬢様 ナギ 「わかった、わかったから…//」 ハヤテ 「ありがとうございます♪」 ハヤテの予想外の行動に動揺していたナギだったが、ふと何かを思いついた。 ナギ 「おいハヤテ その自転車を使いこなすといっていたが、甘く見てはいかんぞ なんせそれはただの自転車ではないのだからな!」 ハヤテ 「はい そうらしいですね」 ナギ 「てことでハヤテ 早速今からそれを使いこなすための修行をするぞ!!」 そう言ってナギはハヤテの手を引っ張り、そそくさと物置からエスケープしようとした ナギ 「ほら 早く行くぞ!」 ハヤテはナギを自転車の後ろに乗せ出口まで走っていった。 マリア 「あ!逃げる気ですね させませんよ!」 マリアは右腕を二人に向かってふった その直後、マリアの袖口からロープが放たれ、自転車のサドルに巻きついた。 ナギ 「うおっ!? マリア おまえいつからス○イダーマンになったのだ!?」 ハヤテ 「っていうかそれどうやってるんですか!?」 マリア 「禁則事項です ていうか今ハヤテ君も逃げようとしましたね…」 ハヤテ 「えっ? いやっ 違うんです! コレは、その…」 とばっちり執事が弁明を始めようとしたが、そこにはもう1ミリも笑ってない笑顔とドス黒いオーラしかなかった マリア 「…二人とも…許しませんよ…」 ナギ 「なあハヤテ これはもしかして…」 ハヤテ 「はは… 死亡フラグみたいですね…」 こうして神の逆鱗に触れた2人は、本当は2、3日かけてやる予定だったものを、一日中ぶっ続けでやる羽目になったとさ
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