序章

2/3
前へ
/178ページ
次へ
…2005年4月某日 …時刻は午後四時。   カツッ   カツッ   カツッ …ここはとある屋敷の地下通路。   カツッ   カツッ   カツッ …外界の光・音は一切入ってこない 無明の空間   カツッ   カツッ   カツッ …暗闇で先の見えない長い廊下に、足音だけが不気味に響く   カツッ   カツッ   カツッ …そのものたちは手に握った光を頼りに、ひたすら前を歩く   カツッ   カツッ   …カッ …そのものたちは悠々とそびえ立つ巨大な扉の前にたどり着く。   …ギッ   ギィィィ… …不気味な音と共に長年使われることのなかった扉が開き、 …大量のホコリが舞う ハヤテ 「ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!すごいホコリですねぇ 大丈夫ですか、お嬢さま?」
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

213人が本棚に入れています
本棚に追加