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京弥「俺は、礼さんのコトを愛してます。他の誰よりも‥大切なんです。
俺が‥礼さんをずっと守りますから‥ずっと‥俺の傍にいてくれませんか?」
そう‥俺が告白した後、礼さんは瞳に涙を浮かべ、それを隠すかのように俺の胸の辺りに自分の身体を預けた。
礼「ばか‥これじゃあまるで‥プロポーズみたいじゃない」
京弥「さっき花火に俺の気持ちが掻き消されてなければこんなに大掛かりなコトにはならなかったんですけどね‥」
そう言って俺たちはお互いに抱き締めあったまま、少しの間、笑いあった。
京弥「でも‥俺の気持ちはこの場所で言ったとしても、ぜんぜん大袈裟じゃないですから‥」
礼「じゃあ‥行動でその京弥の気持ちを示してくれる?」
京弥「はい。‥‥って言っても何をすればいいんですか?」
礼さんが好きだという大きな気持ちは確かにある。でも‥それってどうやって表現すればいいんだ?
暫しの間、俺は本気で考えてもわからない表情だったので、その間黙っていた礼さんは呆れて、軽く一度ため息をついてから口をひらいた。
礼「まったく‥。こういう性格はこれから直していかなきゃね。
京弥から‥キスして?
今はそれだけでいいから‥」
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