POEM ～片思い～

～言葉～

今日の無神経な言葉は、それだけでは終わらなかった。

給食の時間、班の中で楽しく話している時、私の隣の友達が例えとして言った事が始まりだった…。

「もし、横田君が美奈と付き合っとったらそんな事できる！？」

それまでの会話は食べる事に集中しててきいてなかったのに、その言葉だけが耳に入ってきた。

横田君はただ答えるだけで良いのに、余分な事を言った。

「こいつと付き合うとか有り得んし。まず、そんな事ないからぁ。」

私はカナリグサッときた。

言い返したくても、そんな気力すら出なかった。

そして前、友達に言われた一言を思い出した。

【美奈ってさぁ、恋愛対象として見られないタイプだよねぇ。】

私の頭の中で、友達が言った言葉と横田君が言った言葉が交互に繰り返された――…。