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放課後、私は顔を引きつらせながら自動販売機に向かっていた。
帰りのホームルーム、先生の不機嫌さはすさまじかった。
寄らば討つ…ぐらいの殺気にみんなが視線を合わせようとしなかったもの。
「朝倉!お前は居残り。」
「え!?」
何も悪いことはしてないはずだし、テストは文句ない点数のはず。
そんな私に居残りを命じて、先生は不機嫌に私を教壇から見下ろした。
「なんで居残りなんて…。」
「数学の教科当番だろう。教材作るの手伝え。手伝うよなあ?」
ジロと恐ろしくとがった目が私につきささる。
蛇ににらまれた蛙よろしく硬直して、私はただこくこくとうなずいた。
うっうっ。
だから一番前のせきなんていやだったんだ。
それを山田くんが山田くんがあ~!
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