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「ありがとう。おっとりくんのおかげでお金諦めずにすんだよ。」
「よかったです~。」
「でも、ごめんね。手が…というより右腕全体ほこりまみれになっちゃったね。」
「ちまちまちゃんも。ほこりだらけ。」
おっとりくんはふうふうとまず100円玉のほこりを息で払って私に渡すと、そのまま私の腕からほこりを払い出した。
「うわあ、おっとりくん自分でやるから~💦」
「そうですか?ついちいこい子の世話は焼きたくなるんですよね。」
この天然くん。
女子だろうと男子だろうと全く構わず触れる人のようだ。
しかも、天然に失礼だあ!
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