189センチ

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おっとりくんておっとりくんなわりに強引なんだよねぇ。 鈴木先生のところに早く行きたいんだけどなあ。 ただでさえ機嫌損ねてるのに、遅かったりしたらどんなに怒るだろう…。 考えるのも恐ろしや。 でも、おっとりくんはもう振り向かない。 屋上までズンズンと階段を昇って扉を力強く開け放し、冬の寒風吹き付ける外へと迷うことなく進んだ。 手首がやっと放される。 寒い。 さすがに真冬の放課後に外に出てる人はいないし。 誰もいないと余計寒い気がする。
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