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おっとりくんておっとりくんなわりに強引なんだよねぇ。
鈴木先生のところに早く行きたいんだけどなあ。
ただでさえ機嫌損ねてるのに、遅かったりしたらどんなに怒るだろう…。
考えるのも恐ろしや。
でも、おっとりくんはもう振り向かない。
屋上までズンズンと階段を昇って扉を力強く開け放し、冬の寒風吹き付ける外へと迷うことなく進んだ。
手首がやっと放される。
寒い。
さすがに真冬の放課後に外に出てる人はいないし。
誰もいないと余計寒い気がする。
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