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これは、我が国の神話のほんの一部だ。
ここに住む国民は、毎朝神を崇めなければならない。
そうしなければ、天災が起こる、と小学校から学ばされてる。
実際、今の彼のように幾人かが神の存在を否定したとき、その人たちは、落雷や地割れなどにより死んでいる。
…例外なく。
しかもそれは、周りの人をも被害を受けた。
その神の怒りを恐れた国王は、神の存在を否定するものを片っ端から殺していくことにした。
その第一号が彼なのだ。
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