第 弐 章:Mythology
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「そんな、戯言、を…」 王の声の勢いは無くなっていった。いや、雨が打ち消したのかもしれない。 僕以外の、処刑台のまわり囲んでいる人たちは知らない。 彼がこんなにも神の存在を否定する理由を。 僕らは、神は存在しないことを証明できる。『あれ』さえあれば。 「殺せ!!!」 途端、王の声が響いた。と同時に雷が鳴った。 そして、同時に、彼の首が刎ねた。
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