第 壱 章:tag

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鬼という名から逃走する鬼の悪戯(あそび)。 ……終焉は訪れるのか…? この迷路には出口は無いようだ。誰かが捕まるとき、鬼がそう話していたのを聞いた…いや、聞こえた…というべきか。 故に、終わりは無い。 そう悟った時、殆どの人が諦めた。 その中に女性がいた。というのも、鬼に見つかった時に叫んだ声でわかった。 子どももいた。幼い声で必死で母親に助けを求めた。 しかし、その叫び声、泣き声は突然止んだ。物音一つしなかった。 殺されたのかはわからなかった。
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