第 壱 章:tag

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そもそも、どうして此処に連れてこられたのだろう。 どうやって…。 ……………!? 「しまった!」 思わず声が出てしまった。 …最悪だ……。 伝っていった壁の先に、垂直に壁が…つまり、行き止まり。 壁の幅は、両手いっぱいぐらい。高さは…わからない。背伸びでは届かない。 引き返せない…。 足を止めると同時に、もう一つの足音の間隔が狭くなって……走ってくる! 大分直線が続いて行き止まり……。逃げる術はもはやない。 そして………
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