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天使の登場する書物
旧約・新約聖書に実際に名前を伴って現れる天使はミカエルとガブリエルだけである。それにカトリックの正典『トビト書』を加えてもラファエルが加わり三人になるだけである。しかし、ウリエル、アザゼル、ラハブ…など、このほか無数とも言える数の天使が実際には存在している。天使の多くは、旧約・新約聖書の正典には収められなかったアポクリファ(Apocypha)と呼ばれる聖書の偽典・外典や、オカルトなどの伝承の中に存在している。
旧訳・新約聖書の正典は二世紀頃の教会によって認知されたが、それから外された文書も多数あり、それらが偽典・外典と呼ばれるに至っている。天使の出てくる文書の代表格が旧約外典の『エノク書』で、多くの天使の名前が記されている。
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