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「おいっ阿部。三橋がどうかしたか？」
三橋くんをじーっっっと見つめている阿部くんに気付いた花井くんは阿部くんにそう訊ねました。
「…かわいい」
「へ？」
花井くんは阿部くんの返事に理解が出来ず首を傾げました。
花井くんと会話を交わしている間も阿部くんは三橋くんから視線を外しません。
「最初はさ、あいつのキョドりがムカついて目を閉じたりもしてたけど。最近じゃ可愛くて可愛くて…視線を外すのももったいない……」
ポワンっとした目つきで三橋くんを見つめる阿部くんの頬がポッと染まりました。
と同時に花井くんの顔がサァッと青くなりました。
（阿部、気持ち悪ぃ～）
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