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「三橋、間に合ってよかったな。阿部に食われそうになってたぞ」
田島くんが言うと三橋くんはうるうるした目で言いました。
「おっ俺…食べっ食べられちゃうの?おいしっ……くない…ヨ……」
『食われる』
の意味を理解できていないみたいです。
もちろん阿部くんが三橋くんの身体のお肉をムシャムシャと食べようとしたわけではありません。
「まぁまぁ、三橋ぃ。落ち着いて。ただ阿部は危ないヤツだから気をつけろってことだよ」
栄口くんがドキドキビクビクしている三橋くんに優しく笑いかけながら言いました。
三橋くんは栄口くんが言ったことをあまり理解できませんでしたが優しい笑顔に引かれるようにコクリと頷きました。
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