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そんな真央を見つめ、
「お前じゃ取れないから」
見下しながら言う榊に怒りを覚える。
ダンッッスパッ!!
「!!!!」
真央のディフェンスはあっさりと抜かれ、シュートを決められた。
榊は「ほらな」と言わんばかりの表情で見ている。
それは負けず嫌いの真央にとって、屈辱的な事だった。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る。
「ほら。教室行けよ
遅れるぞ~」
真央は悔しそうに俯き少し考え、顔を上げ榊に向かって言った。
「また放課後。一対一の勝負してください」
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