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しかしそれから数日後…思いもかけない出来事がこの駅に起こったのです。
新米「あ!お婆ちゃん今日も病院ですか?」
老婆「ああ…どうも具合がようならんでね歳も歳だしあたしゃもうダメかもしれんよ…」
新米「なにを言ってるんですかほら元気を出して」
『老婆は切符を買ったでも普通の切符とは違っていたのだ』
老婆「ん…?なんじゃろう?〔健康行き 当たり〕?切符に当たり外れもないじゃろうが福引きじゃあるまいし…駅員さん!」
新米「どうかしましたか?」
いえねこの切符にほら〔健康行き 当たり〕って…」
新米「健康行き 当たり?あれ?本当だ」
老婆「これ福引きじゃろうか?」
新米「そんな話聞いてないけど…他の切符はみんな普通だなにも書いてない」
不思議に思った僕は駅長にその当たりと書かれた切符を見せました
駅長「誰かのイタズラだろう」
新米「イタズラ?」
駅長「だとしてもちゃんと券売機で買った切符だし使うことに問題ないよ…お婆ちゃん〔健康行き 当たり〕なんて縁起がいいじゃないですか」
確かにこの時は僕も当たりつきの切符なんてただのイタズラだろうと思っていました
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