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ところが…
老婆「駅員さんいつも精がでるねえ」
新米「ええっ!?お婆ちゃんどうしたんですか?ついこの前まで杖をついていたのに」
老婆「なんだか急に元気になってねこれもあの切符のおかげだよ」
新米「切符?」
老婆「ほらあの時の健康行き当たりって切符だ」
新米「ええっ!?」
お婆さんが言うにはあの健康行き切符が当たってからというものなんだか気分がよくなり病院の先生からももう体の方は大丈夫だと太鼓判をおされたそうです
老人「切符の御利益なんて聞いたこともねぇぞ…」
『それからと言うもの当たりつき切符の噂はたちまち村に広がり一人またひとりと駅にやって来るようになりました』
しかし…
男「なんだやっぱり普通の切符じゃないか本当にあるのか?当たりつき切符なんて」
男「なんだ俺のも普通だ婆さん夢でも見たんじゃねえのかな」
新米(確かにあれ以来当たりつき切符は出てない あの切符はやっぱり誰かのイタズラだったのかもしれないなお婆さんが健康になったのも単なる偶然だったのかも…)
そんなことを思っていた時でした
少女「え…?なにこれ?合格行き 当たりって…」
そう出たのですこんどは合格行きと書かれた当たりつき切符がそのこは受験生でしたがたて続けに二つの大学に落ちてとても落ちこんでいたのです
駅長「ほう合格行き当たり切符か縁起のいい切符が当たって幸先いいじゃないか」
少女「駅長さん…」
駅長「さあ元気に行ってらっしゃいきっとうまくいくよ」
少女「はい!いってきます!」
新米(本当にうまくいくといいけど…でもそう何度も当たりつき切符のとおりになるはずないよな)
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