2,ライとナイ
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起きるのサ、と言いつつライはナイの所まで歩調を遅らせた。 調子に乗ってナイの数歩後ろまで下がる。 その瞬間、ライの背中が急に仰け反った。 後ろを振り向けば、見知らぬ少女が背負っているずた袋をしっかりと掴んでいる。 息を切らせた少女の鬼気迫った表情に、ナイはつぶやいた。 「当たったじゃねえか」 .
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