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誰の物でもなく、我々の戦争なのだ。
誰のせいでもない我々がおこした戦争なのだ。
彼の名前はジョン。見た目通り冴えない男だ。
彼は右腕の裏に蚊に刺された後がある。
彼は昨日の晩、蚊に刺されたのである。
肌を隠すと暑い、かといって全裸で寝たらいろんな意味で致命傷だ。
奴は彼の肌をかすめ、宙に飛ぶ。
ジョンは奴の羽音を聞き飛び起きた。
耳に残る奴の羽音。微かに感じる奴の気配。
灯りを付け、目を閉じ、気配を追う。
次の瞬間!!!!
「見えた!!!!」
ジョンは目を開き、奴の姿をとらえ、隙を付いた!!!!
「そこだ!!!!」
パンッ!!!!
やった。ジョンは勝った。この戦争にジョンは勝ったのだ。だがしかし、ジョンの戦いは終わらない彼らはまだ…あきらめてはいない…
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