☆迷子になったら根気よく探してあげましょう☆

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お昼にはまだ少し早い時間だったこともあり、あまりお腹のすいていない2人は近くのコーヒーショップへと入って、軽い食事をすることにした。 ブラックのコーヒーとサンドウィッチを頼んで、さり気なくユカの注文を聞き同じ会計でいいと店員に告げるユウタを見て、少しばかりルリが羨ましく思えた。 先に座ってて、と促されて空いている席で待っていると自分の注文した物とユカのカプチーノとベーグルを乗せたトレイを持ってユウタが歩いてきた。 「はい、ユカちゃんのね。」 「ありがとう、いくらだった?」 「いいよ、わざわざきてくれたお礼。 …俺のこと叱りにでもきた?」 座りながらユウタは冗談ぽく笑った。 「怒ってるわけじゃないよ。 ルリとあれから話した?」 「…そのことについては話してないかな。 仲が悪くなったとかはないし、今まで通り。」 「…ねぇ、ユウタ君が思う結婚って何? あ、これは私が個人的に聞きたい質問ね。」 慌てて付け足すユカにユウタはクスクスと笑った。 それから少し首を傾げて考えているのか、ユカから視線をそらした。
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