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目を閉じて座していると。どこからともなくする声が。さてこちらへ。ただし立ち上がらずともよいのです。と。すると。閉じたままの瞼に。長い絨毯が。映しだされ。僕はそこを歩いて。苔むしたこの庭は。僕のココロを。いったん吸い取って。無に還してしまう。なんの思念も浮かばず。ただあるのは一筋の絨毯。と。孔雀が。道を遮って。大きな羽根をヒラヒラ。広げる。大きく。その鋭い楕円形の目に。ココロが吸い込まれた。のか。僕は気を失う。。開眼すると。一片の虹色の羽根が。手に。横たわる僕の上空をハラハラと孔雀が飛びさって。翔べるかな。。
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