prologue

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西暦2009年、宇宙より発信された謎の信号をMASA宇宙研究センターの超広域宇宙レーダーがキャッチした。   多くの専門家の調査の結果、その信号は「周波に何らかの法則をもち、99.9%の確率で知的動物によって発信された言語」であると結論づけられた。     急ピッチで進められた解析作業。しかし多額の研究費を費やしたその結果は虚しいものだった。   解析不能。   研究者たちは頭を抱えた。自殺者まで現れる始末だった。     それから時が経つにつれ、誰もが謎の信号のことを忘れてしまっていた。   しかし、解析コンピューターだけは50年もの間信号の解析作業を続けていた。       そして西暦2060年、突如解析コンピューターが信号の解析結果をはじき出した。      「故障だと思った」当時のチーフオペレーター、セガール瀬川はそう語る。     解析結果は恐ろしいものだった。     『コンニチハ、青キ星ノ友人タチヨ。我々ノメッセージハ届イテイルダロウカ』  『てめえら皆殺しだ』     「な、なんだとー!?」 「大変だーッッ!!」    長い時を超えて判明した宇宙からの宣戦布告! 判明したのが遅すぎた! 果たして地球の運命は!?
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