恐怖の一夜②

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奥に行くと…窓ガラスがガタガタ言う。 やはり、夜の病院とは不気味なものだ。 壁のシミや、影が人の影に見えてしまう。 って!!! あれは…影でもシミでもない。紛れもなく、壁影から俺を見つめている眼がそこにあった。 目は純血して赤い。 身体は見えないが眼だけは見える、なんとも気味が悪い。 無視をすればなんとかなるだろうが、残念な事にそっちから行かないと氷室の病室には行けれない。 ス~ハぁ~。俺は深い深呼吸をした。 よし!気持ちが整えた。 俺には翼兄さんから貰ったお札がついていりんだ! 気合いを入れて、その場所に行く。 目先は俺をじっとみつめている。 何もしてこない。 いや…何もしないで欲しい。 強い意思をもてば…怖くなどない!
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