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風に舞う花弁。     目に映る景色に、あの頃が横切る。     あの日も花弁が舞っていた。     口角を上げて苦笑した。     我ながら、馬鹿げている。           『はぁ…』       漏らした溜め息も花弁の様に軽かったら、想いも全て風に乗って行くのかな。       新学期だというのに、私の心は何処かくすんでいた。             全ては、夢のせい。
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