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玄関を開けると
部屋の電気も付けずに
テレビの前に座ってる雅史。
母は雅史に話しかけていたが返事はなかった。
大人になってから聞いたのだが
この時に母と雅史は
うまくいってなかったらしい。
でもそんな事を知らない私は幼心に自分を責めた。
自分が父親なんかに会いに行ったから雅史は怒っているんだ。
自分のせいだ。
本当にそう思った。
少ししてから雅史はいなくなってしまった。
だから尚更 罪悪感があった。
大人になって真相を聞くまでずっと自分のせいで別れたんだと思ってたよ。
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