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「すみません、ちゃんと言いますから!!
待ってくださーい!!
私は、壬生浪士組、副長助勤の"沖田総司"です」
翔は振り向かず、沖田からどんどんと遠ざかっていく。
沖田は団子を片手に、焦って追いかけだした。
「ちょっと、待ってくださいってば!
あなたは誰ですか?」
翔は、ため息をついてから立ち止まり、沖田が追いつくのを待った。
「ふーん、壬生…浪士組…ですか…
自分が壬生浪だと、そんな大声で叫んで良いのですか?
皆さん、怖がっていますよ?」
翔はニヤリと笑いながら言った。
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