第15章

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その頃土方の部屋では、沖田が土方を起こしに来ていた。 「土方さん。 起きて下さい」 沖田が廊下から声をかけ、襖を開ける。 そして土方を見て固まった。 「…」 もう一度襖を閉め、深呼吸してから襖を開けるが… 先程と同じ光景が沖田の目に映る。 「土方さんって… そういう趣味があったんですか…?」 沖田は呟き、呆然として土方を見つめた。 そして、 (これは、からかうネタにするしか無いですね… さて、どうやって起こしましょうか?) と考え、笑みを浮かべて、気付かれないようにそっと土方に近寄った。
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