第15章

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「土方さん… 私は今、初めてこの猫を触りました。 子供じゃないんだから、人のせいにしないで、自分で連れてきた猫くらい、自分で責任持って下さいよ」 沖田は猫を撫でながら、さっきまでの笑いを隠し、冷たい表情をして言う。 「いっ、いや… 俺が連れてきたんじゃねーよ」 少し動揺して、土方が答える。 「…だったら、どうしてここにいるんですか?」 「…」 (俺だって知らねーよ!! …ってか多分、翔がやったんだろうけど… そんな事言ったら"男色"とか言われたり、色々聞かれたりして面倒だ。 だったら、何も言わない方が得策だな) 土方は、沖田のからかいを無反応でやり過ごす事に決めた。 そんな土方を見て、沖田が更に言う。
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