1944人が本棚に入れています
本棚に追加
「…じゃあ何で、そんなに大事そうに抱きしめて寝ているんですか?
それに、連れてきたのが他の人だとしても、"すい"
って名前を知っているんですから、
"猫の事を知らなかった"
なんて事はないですよね?」
沖田が笑みを浮かべながら聞く。
「それは…」
土方はつい反論しようとするが、今度は沖田がそれを許さない。
「もしかして…
自分で女人禁制にしたから、自分が女の方を連れ込むわけにいかない。
それで、猫で添い寝してたんですか?
…寂しい人ですね」
最後にボソッと呟いた沖田に、土方は青筋を浮かべる。
「なんだと!?」
土方が叫ぶと、沖田は猫をつれて、慌てて土方の部屋を出て行った。
「待て!!」
土方は、沖田を追いかけ始める。
最初のコメントを投稿しよう!