第3章

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「はい、沖田さんと手合わせをしに来ました」 翔は真っ直ぐ永倉を見て言った。 そして、 「あっ、自己紹介がまだでしたね。 "水口翔"と言います。 よろしくお願いします」 と自己紹介をし、翔は頭を下げた。 「あっ、丁寧にどうも。 俺は副長助勤の"永倉新八"です。 よろしく…って、そうじゃなくて、やめた方が良いと「「やります!!」」」 「防具は「「要りません!!」」」 二回も永倉を遮って、翔と沖田は同時に叫んだ。 「クックッ、だそうだ。すまんな」 土方は笑って言った。 永倉はため息をつき、他の隊士と一緒に道場を空けた。
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