1944人が本棚に入れています
本棚に追加
今度は翔から仕掛けた。
沖田はそれを受け止める。
(うっ…翔さん…
またスピードが上がっていますね…)
沖田は、翔の木刀をはね返し、面を狙う。
翔はそれを受け止める。
(くそっ…一打が…重くなってる…
あんの細い腕の…
どこにそんな力があるんだよ!!)
翔は沖田の木刀をはね返した。
再び両者が間合いをとった。
「ハァ、ハァ…そろそろ…決着をつけませんか?」
息を切らしながら、沖田が言う。
「そう…ですね…
お互い…、次の打ち合いで…限界みたい…ですしね…」
翔も息を切らしながら言う。
翔は深呼吸をした。
『『ダンッ!!』』
両者同時に踏み込む。
『バシンッッ!!』
「み…見えなかった…」
「勝ったのは…どっちだ?」
隊士同士で尋ねあうが、答えられる者はいなかった。
最初のコメントを投稿しよう!