第3章

10/11
前へ
/390ページ
次へ
「お前、頬切れてるじゃないかっ!!」 沖田の左頬からは、血が流れていた。 しかし沖田は何も言わず、殺気を出しながら、無言で翔を睨みつけている。 (なんか…まずい気がする…) 翔は嫌な予感がして、素手で構える。 その瞬間、沖田は翔に向かって走り、木刀を振り上げた。 (やばい、早い!!) 翔は、紙一重で沖田を避ける。 「そこまでだ!! 両者引き分けだ、総司!! 止めろ!!」 しかし沖田には、土方の言葉が聞こえていない。 沖田は素手の翔に次々と攻撃する。
/390ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1944人が本棚に入れています
本棚に追加