第4章

6/12
前へ
/390ページ
次へ
「…俺の両親は… 長州の… …俺の仲間に殺されました。 そいつらは、俺の命も狙っていて… 長州にはいられなくなって… それで、脱藩をしました」 翔は俯いた。 「そぅか、辛い思いをしたんだな… 無理やり聞いてしまってすまなかった」 近藤が頭を下げた。 「…いえ、もぅ昔の事なので… じゃあもぅ帰っても良いですか?」 「駄目だ!!」 土方が即答する。 (今度は何なんだよ!!) 「どうして…ですか?」 翔は声を低くして聞いた。
/390ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1944人が本棚に入れています
本棚に追加