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「さっきお前、
『本当の仲間ってやつを、俺が教えてやるよ!!』
って言ったよな?」
土方が、先程の永倉の口調の真似をして言った。
「うっ…
い…言いましたけど…」
「じゃあ、お前が水口の面倒を見ろ!!」
土方が声を大きくして言った。
「はぁー…
…分かりましたよ」
永倉はため息混じりに言った。
それを確認した近藤は、隊士に担架を持って来させ、永倉の部屋に運ぶように指示した。
「水口から目を離すなよ」
土方は、その様子を尻目に、永倉だけに聞こえる声で言った。
(あっ、成る程…
見張りって訳ね)
永倉はやっと納得した表情になった。
「分かりました。
じゃあ俺は行きますね」
永倉は、翔を運ぶ隊士達についていった。
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