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翔がのんびりと団子を食べていると…
「ちょっと、そこの団子を食べてる兄ちゃん!!」
団子屋の女将さんが、後ろから翔に話しかけてきた。
「俺ですか?」
翔は振り向いて返事をする。
「そうだよ!
袴を着ているんだから、武道は何か出来るだろ?
だからお願いするけど、あそこで絡まれてる子を助けてくれないかい?」
指をさされた方を見ると、震えながら頭を下げている女の子がいた。
その周りには5人のいかつい男達がいる。
「あらら…でも俺「団子奢るから頼んだよ」」
女将さんは、翔の言葉を遮って、翔の背中を押した。
「あーもぅ、乱暴だなぁ!!普通、丸腰なのに、頼むか?」
ぶつぶつ文句を言いながら、翔はその集団に近づいた。
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