第1章

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翔がのんびりと団子を食べていると… 「ちょっと、そこの団子を食べてる兄ちゃん!!」 団子屋の女将さんが、後ろから翔に話しかけてきた。 「俺ですか?」 翔は振り向いて返事をする。 「そうだよ! 袴を着ているんだから、武道は何か出来るだろ? だからお願いするけど、あそこで絡まれてる子を助けてくれないかい?」 指をさされた方を見ると、震えながら頭を下げている女の子がいた。 その周りには5人のいかつい男達がいる。 「あらら…でも俺「団子奢るから頼んだよ」」 女将さんは、翔の言葉を遮って、翔の背中を押した。 「あーもぅ、乱暴だなぁ!!普通、丸腰なのに、頼むか?」 ぶつぶつ文句を言いながら、翔はその集団に近づいた。
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