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「あ…あの…、ありがとうございました」
後ろから、可愛らしい声が聞こえた。
「あ、大丈夫でしたか?」
翔は振り返り、少女に笑いかけながら言った。
少女の顔が赤くなる。
「だ…大丈夫です」
「この子がお世話になりました」
先ほどの女将さんが来た。
少女は、サッと女将さんの後ろに隠れる。
女将さんは、その様子に
"人見知りするので"
と笑いながら言い、手に持っていた団子を翔に差し出した。
「先ほど言ってた団子です。どうぞ」
翔は、団子に目を向ける。
(いや、普通に考えて、こんなには食べられないだろ)
そこには…
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