第1章

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お皿の上に山積みにされた、大量の団子があった。 「…俺はもぅ、お腹がいっぱいなので、今いるお客さんに分けてあげて下さい。 気持ちだけ、いただきます」 翔が丁寧に断ると、女将さんは、残念そうな顔をする。 「そうですか…じゃ「じゃあ、私にもください」」 美青年が、女将さんの言葉を遮って、話しに割り込んできた。 手には、いつの間にか持てるだけの団子が握られていた。 (…いつの間に!!) 翔は驚いて、その青年を見ると、青年は翔を見て、 「ここの団子は美味しいですよね。 ありがとうございます」 と言った。
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