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十数年前… 姉Aがまだ高校生ぐらいの頃。    姉Aは家出の繰り返しでした。  その頃からずっと体が弱かった母は、姉が家出をする度に何時間もかけて姉を迎えに行ってました。     地元に帰ってきた母と姉。   姉を迎えに行って帰ってくると、母は体調を崩して点滴を打たないといけないぐらい弱ってました…。     その度に、 泣きながら母の手を握り何度も『ごめんね…』と呟く姉。     そんな姉の手を握り返しながら母は、 『お母さんはね、あんたがごめんねって謝ったら、そこで一回リセットすると。そこからまた1からやり直し!お母さんがあんたを信じらんかったら誰が信じると?』
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