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ミク「いや(泣)あのっ…!あ…早く行かないとやばくない?タメならあなたも入学式出るでしょ?ヤバイよ!」
すると、ため息をつき拓は自転車にまたがった。途端に、捻ったほうの手をグイッと引っ張られ腰にまわされた。
ミク「!!!……っ!(泣)なんで~(泣)」
タク「これで許してやる。今度言ったらわかんねぇぞ。ほら!行くからちゃんと捕まっとけ!」
鬼っ!!(泣)痛いって分かってんでしょーが!言ったらまた何されるかわかんないから言わないけど!
と、思いつつゆっくりと動き出した。たんぼ道を進むのに、あまり振動がこないように気遣いながらこいでくれているのがわかった。
二人が出会った最初の春。傷は痛むし、頬もジンジンしてたけど、君の背中は温かかったよ。
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