始まりのヒトトキ -加納 紗希- カノウ サキ

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「あいつこそ、何の良い所も見当たらない真性のオタクじゃない!」 「そんな、何かきっと素敵な所があるよ!」 「どこが!?あんなの社会のゴミよ!ゴミ!空気を吸って吐いてるだけの雑草と同じ。…いや、まだ酸素を吐き出してくれてる雑草以下よ!!」 ひ、ひどい…。 付き合った男性が離れていく訳がわかった気がした。 ドンッ! 「とにかくっ!絶対あいつはお断り!」 駄目押しにもう一回とばかりにまたテーブルを叩いた。 その時。
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