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「はい。朝、店に来てみると、多分、夜中のうちでしょうか。ゲームの宣伝に関する広告が何十枚と貼り付けられてありました。」
御手洗さんが目線をそらした。
「しかし、仕事が終われば夜間は施錠した後でシャッターを下ろしますから、忍びこみようが無い筈なんです。」
「何か、シャッターに異変は無かったんですか?」
御手洗さんは首を横に振る。
「ありません。至る所を点検しましたが、どこも正常なんです。慌てて全部剥がしましたよ。……でも、とにかく不気味で…」
「……」
言葉が出ない。
やっぱり、悪い予感が的中した。
この広告、何かあるんだ。
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